ノスタルジア

神保町のシネマリスでアンドレイ・タルコフスキー監督の「ノスタルジア」を観た。高校生だった頃に初めて観てからほぼ確実に20回以上、もしかすると30回以上も繰り返して観てきた映画なのだけれど、シネマリスが4K修復版を上映してくれるなら観に行かないと、と思って出掛けてきた。数日前にチケットを買ったときはまだガラガラだったのだけれど、当日出掛けてみると結構な数のお客さんが来られていて、若い方も多く、この映画を愛している人や関心を寄せられている人がたくさんいることが嬉しかったし、そういう人たちと一緒に映画を観るという映画館体験はやはり幸せなことだと改めて思った。4K修復版は、最初は彩度が低めに感じたのだけれど、映画が進むにつれて彩度が上がってきたように感じられた。そして映像以上に音が鮮明になった印象が強かった。そうした修復のおかげか、あるいは自分が歳を取ったせいなのか、やはり久しぶりに映画館で観たことの影響が大きいようにも思えるのだけれど、新たな発見と思えるような気付きもいくつかあったりして(単に忘れていたことを発見したように感じているだけかもしれないけれど)、やはりこの映画はこれからも観続けることになるんだろうなぁなどと思いながら帰宅した。