第73回日本伝統工芸展

今年もまた日曜美術館で開催を知り、日本橋三越まで第73回日本伝統工芸展を観にいってきた。昨年に続いて8月末に木曽音楽祭に出掛けてきたからか、特に木工の作品に心を惹かれて、作品数が多い欅の様々な表情を眺めていると、栃、楓、松、榧、黒柿など欅とは異なる雰囲気を感じさせる木々にも様々な表情があるのだろうと想像されて、そのそれぞれの味わいと、それを引き出す技を深く楽しめるようになれたら素敵なことだろうなぁと思えてきた。また、木工に限らず、心を惹かれた作品の作家さんを毎年追いかけられたら、そこからも楽しみを増やせるように思えた。日本工芸会のサイトが充実しているので、ここから楽しみを広げていくことができそうなのだけれど、来年以降に向けた備忘のために、今年の出展作品で惹かれた作品を書いておくと、川北良造、藤塚松星、村田樹彦の木竹工、伊勢﨑淳、小枝真人、平岡朋美の陶芸、岡弘美の人形、安達征良の硝子、近藤亮平の金工、それから日曜美術館でもお馴染みの室瀬和美の漆芸などなど、他にも多くあるのだけれど、来年以降も多くの魅力的な作品に出会えるだろうことを楽しみにしている(7月に亡くなられた伊勢﨑淳氏(人間国宝)のご冥福をお祈りしたい。甥にあたる伊勢崎四兄弟の作品はいくつか日々使わせて頂いている。)。