Books: 開玄堂が無料でご提供する中・短編の作品です。
Photos: Please enjoy photos of “Central Tokyo, North” “Koishikawa Botanical Garden” “Nozori Lake” “Travels in Japan” and “Travels Abroad.”
Blog: 読書、映画、演劇、音楽、美術、写真、遠出などに関する日々の雑感です。

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Booksから

「父の死・開玄堂」の冒頭部分

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From Photos

鞆の浦 Tomonoura
Tomonoura in January 2026

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最近のBlog

  • エンドゲーム

    新国立劇場で「エンドゲーム」(作:サミュエル・ベケット、演出:小川絵梨子)を観た。ベケットやゴドーの名前に接する機会は頻繁にあっても、劇場でベケットの芝居を観るのは初めてのことで、どんな芝居なんだろうかと予備知識なしに出掛けたのだけれど、想像していたよりも饒舌、哄笑、猥雑な味わいのある芝居に感じた。なぜ、とか、なんのために、といった問いを封印して芝居の空気を浴びて来たのだけれど、何とはなしに、記憶を担う両親と、創造するハム、そして受け取るクロヴが先のない非現実的な状況で交わす言葉に、独特の風味のあるデフォルメが施された人間味を感じていたようにな気がする。こんな(どちらかというと分かったような気になったり、共感したりすることが難しい)作品が70年近くも愛されて上演され続けていることに、演じる役者だけでなく(今回の役者さんたちも、いずれも個性が立っていて、素晴らしい演技だったと思う。)、演劇を愛する観客の奥深さ(客席は世代や性別を交えた観客でほぼ満席だった)を感じたりもした。

  • TOPコレクション Don’t think. Feel.

    東京都写真美術館で「TOPコレクション Don’t Think. Feel.」を観た。ブルース・リーの言葉「Don’t think. feel! It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.」と月夜を写した2枚の写真から始まる展覧会は、互いに独立しつつ響き合う5部構成で、中でも「Don’t think. Feel.」と題された第1室は、触覚を手掛かりとする静物の写真から自然、風土、文化を写す長期間をかけた連作まで見応えのある展示で、ゆっくりを時間をかけて楽しませて頂いた。第2室の「家族写真の歴史民俗学」も、写真と家族や社会の構造の関係性に切り込む川村邦光の文章を読みながら写真を読み解く面白さについ長居をしてしまった。その後の展示も充実していて、東京都写真美術館で観た展覧会の中でも熱量が高い展示だったように思える。Don’t thnkと言われているのに、写真を撮る(撮り続ける)ことの意味についてじっくり考えてみないと、という気持ちにさせられた。ややお腹いっぱい気味で、「W. ユージン・スミスとニューヨーク ロフトの時代」にも足を運び、こちらもユージン・スミスの写真家としての生き方を振り返る展示で、ロフト時代というおそらくは戦争やピッツバーグでの仕事で傷つき、疲れ、迷い悩んだであろう時期にスポットを当てているところに誠実さを感じた。

  • NHK日曜美術館50周年展

    東京藝術大学美術館で「NHK日曜美術館50周年展」を観た。日曜美術館の放送は、仕事でお付き合いのあった方に薦められてから偶に見ていたのだけれど、小野正嗣と柴田祐規子が司会を務めるようになった頃から毎週録画して観るようになった。洋画、日本画、版画、彫刻、写真、工芸といった様々な分野の作品に、多くの方々が番組で語ったコメントが付された展示は、多種多様なだけに散漫な印象になりがちな面はあったと思うけれど、番組で接した作品や他の展覧会で観た作品も多く含まれていたこともあって、いつも以上にいろいろなものと繋がる複雑な楽しみ方ができたようにも思えた。日曜美術館のような番組を50年間も続けられてきたことの価値を改めて感じ考える良い機会になったとも思う。展示されていた作品の中では、ルオー、伊藤若冲、室瀬和美、舟越保武、松本竣介、野見山暁治の作品が特に印象的だった。