
Books: 開玄堂が無料でご提供する中・短編の作品です。
Photos: Please enjoy photos of “Central Tokyo, North” “Koishikawa Botanical Garden” “Nozori Lake” “Travels in Japan” and “Travels Abroad.”
Blog: 読書、映画、演劇、音楽、美術、写真、遠出などに関する日々の雑感です。
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Booksから
「父の死・開玄堂」の冒頭部分

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From Photos

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最近のBlog
- 第73回日本伝統工芸展
今年もまた日曜美術館で開催を知り、日本橋三越まで第73回日本伝統工芸展を観にいってきた。昨年に続いて8月末に木曽音楽祭に出掛けてきたからか、特に木工の作品に心を惹かれて、作品数が多い欅の様々な表情を眺めていると、栃、楓、松、榧、黒柿など欅とは異なる雰囲気を感じさせる木々にも様々な表情があるのだろうと想像されて、そのそれぞれの味わいと、それを引き出す技を深く楽しめるようになれたら素敵なことだろうなぁと思えてきた。また、木工に限らず、心を惹かれた作品の作家さんを毎年追いかけられたら、そこからも楽しみを増やせるように思えた。日本工芸会のサイトが充実しているので、ここから楽しみを広げていくことができそうなのだけれど、来年以降に向けた備忘のために、今年の出展作品で惹かれた作品を書いておくと、川北良造、藤塚松星、村田樹彦の木竹工、伊勢﨑淳、小枝真人、平岡朋美の陶芸、岡弘美の人形、安達征良の硝子、近藤亮平の金工、それから日曜美術館でもお馴染みの室瀬和美の漆芸などなど、他にも多くあるのだけれど、来年以降も多くの魅力的な作品に出会えるだろうことを楽しみにしている(7月に亡くなられた伊勢﨑淳氏(人間国宝)のご冥福をお祈りしたい。甥にあたる伊勢崎四兄弟の作品はいくつか日々使わせて頂いている。)。
- 杉本博司 絶滅写真
東京国立近代美術館で「杉本博司 絶滅写真」を観た。杉本博司の写真を初めて観たのがいつだったのか分からないのだけれど、1992年1月に発行されたdeja-vuで「海景」が特集されていたようなので、この頃だったのではないかと思う。もっとも、雑誌に掲載された写真を観ることや、何らかの企画展で数点の作品を観ることはあっても、今回のようにA0判の2倍以上もある大きなプリントをまとめて観る機会はなかった。あらためて「ジオラマ」、「劇場」、「海景」といった有名な作品をオリジナルプリントで観てみると、精緻さや迫力といったものよりも、むしろ何と言うか微妙な緩さというか、コミカルさというか、余裕や楽しさが感じられた。今回の展示では作品の横に杉本博司の言葉と狂歌が添えられていたからかもしれない。時間をかけた慎重な準備と丁寧な仕事の上に成り立っている作品ではあるのだけれど、観る人を突き放したり圧倒したりはせずに、適度な距離感で語り合うような作品に感じられた。
- Memories of West Africa
世田谷美術館で「Memories of West Africa ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙」を観た。人類学者の川田順造と陶芸作家の小川待子の夫婦がブルキナファソを中心とする西アフリカで主に70年代に収集したコレクションを展示する企画展で、展示されている当時の生活の中にあった器、工芸品、テキスタイル、楽器といった品々や写真、スケッチ、文章などもそれぞれに魅力的なのだけれど、おふたりが異国の地で楽しみながらコレクションを集めていった長い時間や人生を感じられたことがこの展覧会の一番の魅力だったように思える。20代の後半に1年間のバックパッカー旅行をした際に買い求めた家具や工芸品、楽器などが我が家にもあるのだけれど、年月を経るにしたがって押入に仕舞い込まれ、あるいは捨てられて、存在が希薄になっていった。もしかしたら、あの思い出たちがその後も仲間を増やしていった人生もあったかもしれないと思ってみたりもして、それを望んでいるのではないけれど、限りのある時間を楽しむことに思いを巡らせてみたりもした。