新しい海 After the rainbow(東京都現代美術館)

東京都現代美術館で「ユージーン・スタジオ 新しい海 After the rainbow」を観てきた。美術館のショップで購入したガイドブックに掲載されていた作者である寒川裕人のインタビューの最後にあった言葉、「つまり、目の前で、見た目ではないことを考える、想像する力がある。これは本来、多様性や共生への理解を大きく前進させる力だと考えています。他者や、自然あるいは自分に対してなど、少し想像することさえできれば、もう少しだけ前に進むかもしれない。そういう意味で、日本は世界に先駆けているところがあるはずなのです。」という言葉が、この展覧会の印象を良く語っていると思った。日本的な余白の優しさとでもいうか、清潔感やある種の潔癖さすら感じるのだけれど、懐が柔らかい。若い人たちが愉しんでいる様子が清々しかった。同時に開催されていた「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」と、「MOTコレクション Journals 日々、記す Vol2」も面白かった(後者は康夏奈(吉田夏奈)や小林正人の作品に足が止まった。)。