夜クラシック Vol.41

文京シビックホールで仲道郁代と弦楽アンサンブル(Vn水谷 晃、Vn中川和歌子、Va大島亮、Vc植木昭雄)の「夜クラシック Vol.41」を聴いた。前半は仲道郁代が演奏するドビュッシーの月の光とショパンのバラード全曲、後半は仲道郁代と弦楽アンサンブルが演奏するショパンのピアノ協奏曲第1番(ピアノ五重奏版)というプログラムで、特に後半のピアノ協奏曲が、この曲のまた違った魅力を引き出してくれた味わい深い演奏だったと思う。特に第1楽章のクライマックスとも言える場面でのピアノと弦の掛け合いや、アンコールでも演奏された第2楽章には、奏者の息遣いが感じられる室内楽の醍醐味が感じられた。(それから、去年の木曽音楽祭でもその魅力が印象深かった大島亮のビオラの音色が素晴らしく、今回の演奏を一緒に聴いた妻も心を惹かれたようだった。今年は通し券を購入した木曽音楽祭で、再び素敵な演奏に出会えることを楽しみにしている。)ピアノの演奏も、プログラムを通して真摯で誠実な印象を受けた。このホールでもスタインウェイを聴く機会が多いのだけれど、今回仲道郁代が演奏したヤマハのCFXも、冒頭のドビュッシーから素晴らしい音色だった。