読響第291回土曜マチネシリーズ

東京芸術劇場でレスリー・スガナンダラージャが指揮する読売日本交響楽団の第291回土曜マチネシリーズを聴いた。1曲目にドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」からポロネーズ、2曲目にアレクサンダー・ガジェヴをソリストに迎えたショパンのピアノ協奏曲第1番、アンコールに弾かれたショパンのマズルカ第47番を挟んで、3曲目にシューマンの交響曲第3番というプログラムだった。ガジェヴが弾くショパンのピアノ協奏曲を聴いてみたいということで奥さんと聴きに行ったのだけれど、今ひとつ盛り上がらない演奏という印象だった。先月末に聴いた清水和音とTCPOが演奏したショパンのピアノ協奏曲第2番の印象と比べてみても、ガジェヴの演奏からは思い描く音楽の形が掴み取りにくく、ミスも多かったと思う。アンコールのマズルカが素敵な演奏だっただけに、少し残念な気持ちもあった。オーケストラも、コンマスの白井圭や、木曽音楽祭で音楽を楽しませてくれた中舘壮志、日橋辰朗といった魅力的な奏者がいるのだけれど、全体的にきちんと仕事をされているような印象で、もっと音楽を楽しんでいるような雰囲気があるといいなぁと感じたりもした。読響の演奏はここ数年間で何度かは聴いているのだけれど、きちんと出会えていないような気がして、次回に期待したいと思う。