南海王国記

飯嶋和一著「南海王国記」(小学館)を読んだ。2021年11月に「出星前夜」を読み始めてから昨年8月に「星夜航行」を読み終えるまで、文庫本になっている作品をひとつずつ楽しみに読んでいったのだが、今回は初めて発売と同時に作品...

啓蒙の海賊たち

デヴィド・グレーバー著、酒井隆史訳「啓蒙の海賊たち」(岩波書店)を読んだ。積読になっているグレーバーの「負債論」を読むつもりでいるのだけれど、出張先の街の書店を何か購入しようと歩き回って、結局、この本と隣に積まれていた中...

熊野純彦「差異と隔たり」

三女から大切にしている本だと何度か聞いたことがあり、先日もこの本が会話に出たこともあって、熊野純彦著「差異と隔たり」(岩波書店)を読んだ。3部構成となっていて、それぞれの部に3つの章があり、それぞれの章は初出が異なること...

佐藤泰志

3か月ほど前になるけれど、我が家のテレビで偶々流れていたNHKの新日本風土記「函館の光」の再放送で佐藤泰志について話している人達の映像を見ていたら、奥さんが興味を持って佐藤泰志の本を何冊かメルカリで購入し、その本を自分が...