群像短篇名作選(1970-1999)

群像短篇名作選(1970-1999)(講談社文芸文庫)を読んだ。1970年から1999年は概ね自分が生まれてから結婚して親になるまでの30年で、80年代の後半以降は同時代の作品も読んでいたはずなのだが、収録されている作品...

群像短篇名作選(1946-1969)

群像短篇名作選(1946-1969)(講談社文芸文庫)を読んだ。1年程前に神保町の書店にふらりと入って水村美苗の「日本語で読むということ」などの文庫本数冊と一緒に「群像短篇名作選」3冊をレジに持って行ったところ、1冊23...

神なき月十番目の夜

飯嶋和一著「神なき月十番目の夜」(小学館文庫)を読んだ。年が明けて飯嶋和一が解禁になったので、未読の小説のうち最も古いこの小説を手に取った。江戸時代の初頭に茨城県北部の小村で起きた百姓一揆が一村皆殺により鎮圧された事件を...

イェルサレムのアイヒマン

ハンナ・アーレント著、大久保和郎訳「イェルサレムのアイヒマン」(みすず書房)を読んだ。アイヒマンの裁判について知ったのはおそらく高校生の頃で、その後村上春樹の「海辺のカフカ」を読んだ時にも印象的なモチーフとして記憶に刻ま...

オリーブ・キタリッジの生活

エリザベス・ストラウト著、小川高義訳「オリーブ・キタリッジの生活」(ハヤカワepi文庫)を読んだ。いつ、どこで、なぜ買ったのかも忘れてしまうほど前から本棚にあった文庫本を何となく取り出して年末年始に読み進めたのだが、オリ...