マクベス

東京芸術劇場シアターイーストで、はえぎわ×彩の国さいたま芸術劇場 ワークショップから生まれた演劇「マクベス」(演出:ノゾエ征爾)を観た。「響きと怒り(The sound and the fury)」の題名がマクベスの台詞...

東フィル第996回定期公演

サントリーホールでチョン・ミュンフンが指揮する東フィルの第996回定期公演を聴いた。「田園」を聴くのは久しぶりだったのだが、和かい光が薫立つようなどちらかというと水彩画を思わせる美しさを湛えた音楽に聴こえた。「春の祭典」...

響きと怒り

ウィリアム・フォークナーの「響きと怒り」(高橋正雄訳、講談社文芸文庫)を読んだ。手元の文庫本は2004年の第8刷で、手元に同じ頃の刷がある「サンクチュアリ」、「八月の光」、「アブサロム、アブサロム!」といった作品はこの頃...

本阿弥光悦の大宇宙

東京国立博物館で「本阿弥光悦の大宇宙」を観た。本阿弥光悦に初めて接したのは、「小説を読む暇があるなら参考書を読め」とよく言っていた父親が唯一評価していた吉川英治の「宮本武蔵」を読んだ時で、小学校5年生だったと思う。そんな...

N響第2004回定期公演

NHKホールでN響第2004回定期公演を聴いた。日本と米国にルーツを持つ井上道義が、日本のオケ、ロシアの独唱者、スウェーデンの合唱団と、ウクライナのキーウ近郊でナチスが3万4000人ものユダヤ人を虐殺した事件を題材とした...