西川町間沢

週末の2日間で母の故郷である山形県西村山郡西川町間沢に出掛けてきた。母にとっては高校を卒業するまで大家族と暮らした土地で、80歳を超えて久しぶりに訪ねてみたいと口にすることが多くなっていた。自分にとっても半世紀近く前に小学校2年生の夏休みをまるまる過ごした思い出深い土地で、今回は母、妻、娘3人と自分の総勢6人で間沢を訪ねることになった。間沢に住む2人の従兄弟と、山形から来た2人の従兄妹に久しぶりに会い、祖父母や伯父夫婦のお墓参りもすることができた。話を聞くと、人口の減少や高齢化が進んでいるようで、「セブンイレブンがある間は大丈夫」と聞くと、ありがたくもありつつ少し寂しくもあったけれど、紅葉が進んだ山は美しく、雨上がりの空気が澄んでいた。自分が暮らす場所と離れた場所に心を寄せることは、昔からそう思ってきたけれど、大切なことだと思う。間沢には今回も楽しませて頂いた山菜料理の魅力もあり、春が来て山菜が出始めるころ、あるいはもう少し季節が進んで月山筍が美味しくなるころに、また訪れてみたいと思っている。

裏山の畑から天狗山を望む
出羽屋の七茸汁