オリーブ・キタリッジの生活

エリザベス・ストラウト著、小川高義訳「オリーブ・キタリッジの生活」(ハヤカワepi文庫)を読んだ。いつ、どこで、なぜ買ったのかも忘れてしまうほど前から本棚にあった文庫本を何となく取り出して年末年始に読み進めたのだが、オリ...

汝ふたたび故郷へ帰れず

飯嶋和一著「汝ふたたび故郷へ帰れず」(小学館文庫)を読んだ。先月「雷電本紀」を読み終えた時に、飯嶋和一は今年はあと一冊だけを選んでゆっくり読もうと決めていたのだが、つい手が伸びてしまい、言い訳がましく表題作だけを読んで、...

オリガ・モリソヴナの反語法

米原万里著「オリガ・モリソヴナの反語法」(集英社文庫)を読んだ。大学で第二外国語にロシア語を選択した三女が読み終えた文庫本が食卓にあったので、手に取って読み始め、そのまま楽しくスラスラと読み進めて、台風で家に閉じ込められ...