インタビュー・木村俊介

木村俊介著「インタビュー」(ミシマ社)を読んだ。坂本龍一の「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」を読んだ後で久しぶりに谷中の「古書木菟」を訪れて購入した鶴見俊輔の「埴谷雄高」を今年の春になって読んでから、埴谷雄高の作品をい...

会田綱雄詩集

母親から頼まれて実家から持ち帰った書籍の段ボールの中に、妹が中学校の先生から卒業祝いにもらった茨木のり子の「詩のこころを読む」(岩波ジュニア新書)が紛れ込んでいて、何となく読み始めたまま最後まで読み終えてしまったのだが、...

星夜航行

飯嶋和一の「星夜航行」(新潮文庫)を読んだ。16世紀末の東アジアを巡る世界の動きから当時の技術や生活の細部にまで至る緻密な描写を積み重ねた舞台のスケールの大きさと奥行きの広がり、その中で生きる登場人物のそれぞれの思いと行...

狗賓童子の島

飯嶋和一の「狗賓童子の島」(小学館文庫)を読んだ。久しぶりの飯嶋和一である。飯嶋和一を知ったのは一昨々年の秋に日経新聞の文化欄に掲載された「始祖鳥記」を紹介する記事だった。その後「出星前夜」、「始祖鳥記」、「雷電本紀」、...