少し前になるけれど、先月下旬、世田谷パブリックシアターでこまつ座の「雨」(作:井上ひさし、演出:栗山民也)を観てきた。原作を読んでから行ったのだが、役者、美術、音楽、演出でここまで作品が豊かに立ち上がるのかと新鮮な驚きと興奮を感じた。たまにNHKのプレミアムシアターを録画して観る程度で、演劇とは縁遠く生きてきてしまったことを、少々勿体なく感じた。
映画3本
9月22日の日経夕刊に掲載されていた「映画とグルメ(4)」(斉田育秀)でファーストフードに纏わる映画として紹介されていた「ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密」、「グリーンブック」、「エクストリーム・ジョブ」の3本の映画を楽しんだ。すべて家族で(ファーストフード抜きの)夕食を食べながら観たので、じっくり味わうことはできなかったけれど、「グリーンブック」のテンポ、リズム感は心地よく感じた。しかし、食事は映画にとっても大事な要素だと思うけれど、心に残る食事のシーンの決定版といえるものがどうも定まらない。「ゴッドファーザー」というのも禍々しいし、「麦秋」などの小津映画かなあ。
2つの展覧会
昨日、日本橋三越で開催中の「日本伝統工芸展」と、隈研吾展で混み合う東京国立近代美術館の「MOMATコレクション ニッポンの名作130年」を観に行ってきた。工芸の慎ましさと芸術の饒舌さが対照的に感じられて、面白かった。東京国立近代美術館では10月末から「民藝の100年」が始まるので、これも観に行きたい。工芸品は、できれば手に取って触りたいものだと思う。
初日
先程、このドメインネームを取得して、サイトを立ち上げました。どう育てていけるか、楽しんでみたいと思います。