無縁・公界・楽

網野善彦著「無縁・公界・楽」(平凡社)を読んだ。高校3年生の時に予備校の日本史の講義で「大学に入ったら読んでみてください」と勧められ、大学1年生の時に購入して読んだ本で、その後も網野善彦の本は何冊か読んだが、この本が一番...

2つの写真展(東京都写真美術館)

東京都写真美術館で「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」と「写真新世紀2021」を観てきた。在るものを撮った写真で成り立っている作品は少数派で、撮る対象を創作した作品や、写真を素材として創作した作品が多数...

映画2本

「タレンタイム」(ヤスミン・アハマド監督)と「ハチドリ」(キム・ボラ監督)を観た。画面の湿り気、身体と身体の距離感、会話やユーモアのセンスなど、旅をしていても感じた南と北の風土の違いを感じた。複数の言語や宗教が共存するマ...

反穀物の人類史

ジェームズ・C・スコット著「反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー」(みすず書房)を読んだ。出張に出かけた街の書店で「みすず書房創業75周年フェア」の棚にあった本の中から、題名と書店員さんのポップに惹かれたこの本を...

Walls & Bridges(東京都美術館)

少し前になるが、東京都美術館で「Walls &Bridges 世界に触れる、世界を生きる」を観た。「記憶という言葉から導かれる不思議な親和性」、「生きるよすがとしてのアート」という紹介に惹かれて足を運んだのだが、作品に接...