小説の技法

ミラン・クンデラ著、西永良成訳「小説の技法」(岩波文庫)を読んだ。小説論を読むことはあまりないのだが(思いつくのは保坂和志の小説論くらいだろうか)、クンデラの作品は、随分以前に「存在の耐えられない軽さ」と「冗談」を読んだ...

ねじまき鳥クロニクル(小説)

「ねじまき鳥クロニクル」の舞台を観てから1週間ほどで村上春樹の原作(新潮文庫)を読了した。出版直後に単行本を購入して読んだ後で一度は再読しているはずだが、最後に通読してから15年以上は経っていると思う(そういえば、三女か...

マーラー交響曲第2番「復活」

東京芸術劇場で井上道義指揮、読売日本交響楽団の演奏でマーラーの交響曲第2番「復活」を聴いた。演奏が始まって最初に感じたのは、9日前に聴いたロイヤル・コンセルトヘボウとの「音」の違い、あるいは「音楽」の違いだったかもしれな...