悼、灯、斉藤(劇団温泉ドラゴン)

NHKのプレミアムステージで劇団温泉ドラゴン公演「悼、灯、斉藤」を観た。チラシで公演を知って観に行こうと思っていたのだが、公演最終日になってしまい、開演1時間前に当日券を求めて会場に行ったものの、満席で順番待ちと言われて諦めたところ、NHKのプレミアムシアターで放送された録画を観ることができた。芝居を観に行くようになって、劇場で芝居を観ることとテレビで録画を観ることの違いを改めて感じるものの、録画には録画の良さがあるとも思う。役者さんの細かな表情や所作が見えたり、衣装や小道具の細部、あるいは編集のリズムを楽しんだり。(何なら巻き戻しや早送りもできてしまったりする。)「悼、灯、斉藤」の魅力は、放送された(芝居ではテレビに映らない演出家と脚本家の)インタビューを聞いてしまったからかもしれないけれど、やはりチームワークなのかなぁと思う。お互いを良く知る腕っ扱きの脚本家、役者さん、演出家が芝居を作ると、相乗効果で輝きが増し、そのうえ何処となく温かさを感じる。劇団温泉ドラゴンのメンバーだけでなく、女優さんたちもそれぞれに個性があり素敵だった。やっぱり劇場で観たかったなぁ。劇団温泉ドラゴン、一度聞いたら忘れられない名前なので、次回は是非劇場で観てみたいと思う。