曙橋・四谷三丁目・新宿御苑前

久しぶりのカメラ散歩になってしまったが、酷暑の中、曙橋四谷三丁目新宿御苑前を散歩してきた。
坂本龍一が「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」の中で触れていた永井荷風の「日和下駄」を読んで、四谷三丁目の南東の谷底に鮫ケ橋という貧民街があったことを知り、足を向けてみた。周囲の高台から流れ込む雨でよく氾濫したという桜川を暗渠にした道路の脇には高級マンションが立ち並び、当時の面影は全く感じられないのだが、桜川と交わる細い路地からは何処となく当時の暮らしの雰囲気を想像することができる。

Fujifilm X-T5 / Fujifilm XF10-24mmF4 R OIS WR
Fujifilm X-T5 / Fujifilm XF10-24mmF4 R OIS WR

久しぶりに新宿御苑にも行ってみて、そういえば、学生の頃だったか仕事を始めた頃だったか、新宿御苑の北側に建ち並ぶマンションに住んでみたいと思っていた時期があったことを思い出した。新宿御苑の緑がきれいだろうし、新宿の街にも歩いてすぐに出られる。結局このエリアに住むことはなかったけれど、もし何年かでも住んでいたら、自分の人生がいくらかでも変わっていただろうか、などと思ったりもした。

Fujifilm X-T5 / Fujifilm XF10-24mmF4 R OIS WR