ラ・ボエーム(文京区民参加オペラ CITTADINO歌劇団)

改修を終えた文京シビックホールで文京区民参加オペラ CITTADINO歌劇団第21期公演「ラ・ボエーム」を観た。縁があってチケットを購入して出掛けたのだが、期待していた以上に素晴らしい演奏だったと思う。キャストをオーディションで選び練習を重ねて年に一度の公演を行う企画が、昨年は新型コロナで公演中止になってしまったようであり、二年越しで温めてきた公演ということになるのだろう。ソリストもオーケストラも区民参加の合唱も息の合った演奏で久しぶりのオペラを楽しむことができた。個人的には二幕のムゼッタのアリアや四幕のコルリーネのアリアが印象深かった。この公演をS席4000円の価格で提供して頂けるのは大変有難いことで、会場には家族と一緒に小学生や中学生が来場している姿も多く見受けられた。2001年から続いているこの企画を来年以降も是非続けて頂きたいし、来年の「椿姫」にも足を運びたいと思う。