2つの写真展(東京都写真美術館)

東京都写真美術館で「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」と「写真新世紀2021」を観てきた。在るものを撮った写真で成り立っている作品は少数派で、撮る対象を創作した作品や、写真を素材として創作した作品が多数派だった。これだけ世界中の視覚情報が溢れている状況で、写真を作品として他人に提供する営みと、写真を作品として観る営みが、どういう条件で成立するのか、考えさせられた。