反穀物の人類史

ジェームズ・C・スコット著「反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー」(みすず書房)を読んだ。出張に出かけた街の書店で「みすず書房創業75周年フェア」の棚にあった本の中から、題名と書店員さんのポップに惹かれたこの本を、前書きをちょっと立ち読みしてから購入した。国家というものの振る舞いや、穀物農業の果たした役割、家畜化、人口、無国家民=「野蛮人」の歴史など、いろいろと考えさせられし、イメージが喚起された。10代の終わり頃に読んだ「国家に抗する社会」を再読してみようか、「文明崩壊」のページを捲ってみようか、あるいは久しぶりに「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観てみようかなどと思っている。